top of page

今更聞けない?お歳暮の基礎知識

お歳暮の起源は?

もともとは新年にご先祖様を祀る「御霊祭(みたままつり)」の為にお供え物を用意し、年の暮れに本家に持ち寄る行事のことでした。

そこから、年末に帰省できない子どもや遠方に住む親戚が、お正月にご先祖様・神様を迎える為にお供え物や祝い肴を本家に贈るようになりました。

その後、お世話になった人に贈りものをする習慣へと変わり、今の「お歳暮」の形になったと言われています。

いつ贈るの?

お歳暮を贈る時期は、地域や贈るものの内容によって多少ずれるため注意が必要です。

関東地方は12月初旬から20日頃、関西以西は12月13日から20日頃とされていますが、最近では関東地方の期間に贈ることが多くなっています。

お正月用の生鮮食品を送る場合は、遅めの方が親切ですが、年末の忙しい時期に届くと先様のご迷惑にもつながるため、25日頃までには届くように贈りましょう。

贈る時期を逃したら?

1月7日までに届けることが可能なら、「御年賀」として贈ります。

それ以降に届ける場合は、「寒中御見舞」や「寒中御伺」として、遅くとも2月4日頃までには届くようにしましょう。

また、目上の方へ贈る場合は、「寒中御伺」と書くとより思いが伝わります。

喪中のときはどうするの?

御歳暮には、日頃の感謝の気持ちを表わす意味がありますので、贈り主、先様のいずれかが喪中であっても差し支えはありません。

ただ四十九日を過ぎていない場合や、先様が気落ちされていると感じたら、時期をずらし「寒中御見舞」や無地のしで贈るとよいでしょう。

送って喜ばれるお歳暮は?

先様の家族構成や年齢、好きなものなどを知っておくとよいでしょう。

一度贈って喜ばれたものなら、毎年同じものを贈るというのもひとつの手です。

また、贈ったものの種類や金額を記録しておけば、次回に役立ちます。

お返しはどうすればいいの?

お歳暮に対するお返しを用意する必要はありません。

ただし、届いた後に速やかに電話か手紙でお礼の気持ちを伝えましょう。

お返しをして感謝を表したい場合は、同程度の品物をお返ししても特に問題はありません。

その場合は、「御年賀」として贈ると良いでしょう。

bottom of page